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2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

【書評】アンソニー・フリン他『カスタマイズ ――特注をビジネスにする戦略』

先進諸国の消費経済はフォード車の同一モデル大量生産方式に始まり、高度経済以降はあらゆる製品で顧客層に合わせたモデルの細分化スタイルが一般化した。次のフェーズとして、いまや個々の顧客ごとに「特注モデル」を販売できる企業が急成長しているという…

【書評】上阪徹『社長の「まわり」の仕事術』

社長ではなく、直接的に事業を動かす「まわり」の人にフォーカスを当てたインタビュー集。実際のところ、世の中には社長の数よりもその「まわり」の人の数の方が多いわけで、共感できるポイントや参考になる点も多いのではないか。自分自身もまさにそのポジ…

【書評】杉井靖典『いちばんやさしいブロックチェーンの教本』

「ブロックチェーン推進協会」の副理事長による解説書。ブロックチェーンの仕組みと合わせて、ビジネス活用の事例を紹介する一冊だ。いちばんやさしいブロックチェーンの教本 人気講師が教えるビットコインを支える仕組み 「いちばんやさしい教本」シリーズ…

【書評】エドガー・H・シャイン『謙虚なコンサルティング――クライアントにとって「本当の支援」とは何か』

支援者(コンサルタント)として、相談相手(クライアント)の問題解決を実現するための条件を理論化した一冊。「問題を解きほぐす」営みに価値がある、という気づきを与えてくれる内容で、いわゆるコンサル業務に関わる人だけでなく、リーダーや教師、親な…

【書評】牧田幸裕『フレームワークを使いこなすための50問―なぜ経営戦略は機能しないのか?』

副題にあるとおり、本書は経営戦略をテーマとして扱う。それがなぜ機能不全に陥り、フレームワークを用いるとすればどのようなポイントを押さえればよいのかを指南する一冊だ。フレームワークを使いこなすための50問作者:牧田 幸裕出版社/メーカー: 東洋経済…

【書評】福田晃仁『DMPのしくみとオーディエンスデータの活用』

『データ・ドリブン・マーケティング』という本が一時期話題になったが、今や「データ・ドリブン」は経営の課題そのものになっている。その際、すべての前提となるデータ基盤を構成するのが「DMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)」だ。DMPのしく…

【書評】マーク・ジェフリー『データ・ドリブン・マーケティング』

マイケル・ポーターは「模倣困難な活動の連鎖がもたらす戦略的優位性」について説いたが、データ・ドリブン・マーケティングはその重要な構成要素だと本書は主張する。ではマーケティング施策で成果を得るために、各種のデータを分析した後、どんな指標を追…